歯石、歯周病、歯の破折

ダイム動物病院、院長の栗林です。

Instagram開設に伴って、症例の紹介などしていこうかと思います。こんな病気があるんだ、どういう治療があるのかなど一緒に学べれば幸いです。気になる病気など聞きたいことがあればInstagramなどでコメントいただければ、ゆっくりですがアップしようかと思います。


今日の患者さんは折れた歯の抜歯と歯石除去(スケーリング)のワンちゃんです。

ワンちゃんもネコちゃんも歯周病を持っている子が多く、ご家族でも悩まれることが多い病気の一つです。

1週間ほど前に歯が折れてぐらついていると言うことで来院されました。

折れた歯の一部が歯茎に埋まってしまっていました。これが残っていると将来、歯周病が悪化し菌に感染したり、顎の骨が徐々に吸収されていってしまいます。


松戸市の動物病院の歯石除去 歯 歯周病
松戸の動物病院で歯石除去、歯周病

この子は歯周病は軽度ですが、上の犬歯の歯石に伴って歯肉が赤いのがわかります。

処置後の写真では歯石が落ちているのがわかります。もちろん歯の裏側も落としています。


松戸市の動物病院で抜歯

この写真は今回抜歯した歯の根っこです。

小さいですが、将来のこと考えると早めの処置を希望していただいてよかったです。

どんな病気も早期発見、早期治療が良いですね。



すいません、抜く前の写真を撮り忘れてしまいました。。。

 



 歯石除去は麻酔をかけないと、完全には除去はできません。麻酔をかけないで行う場合表面上は落とせることもありますが、歯の裏側や歯と歯茎の隙間などは完全に落とすことは難しいため、歯周病のケアとしては不十分になってしまいます。

麻酔をかけないといけない分、ハードルはあがりますがメリットも大きいかと思います。


私が人の歯医者さんにお世話になったときは、3‐6か月ごとに歯石除去しましょうと言われました。毎日、歯を磨いている人でもそのくらいの間隔での除去が推奨されます、動物たちも基本的には同じです。


麻酔というハードルが上がる分、頻繁にできる処置ではないので、歯磨き等の日頃のケアは重要になってきます。しかし、なかなか磨かせてくれない、触ることもできない子も多いので飼い主さんが大変なのはよくわかります。。。

日頃のケアができる子できない子も、その子の状態に合わせ将来を見越して、どのタイミングで行うか飼い主さんと獣医さんで相談できるといいのではないかと思います。


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